子供のコンタクトはいつから可能?

2019/05/03

小学生のお子さんでもコンタクトレンズ希望で受診されるかたも増えてきました。近視の子供の数が増えていることや、おしゃれに気を遣うお子さんも増えてきたのかと思います。

絶対に眼鏡はかけたくないから、という理由やサッカーやバレーをやっているので眼鏡だと危ないからその時だけ、と希望されることもありますが、基本的には当院では小学生のお子さんにはコンタクトは処方していません。

一般的にはコンタクトレンズは高校生になってから

法律などで小学生は使用不可、何歳以上になったら、などの規定はないようですが、高校生以上になってからというのが一般的だと思います。

私はコンタクトの処方は、お子様コンタクト使用は性格や目的にもよると思いますが、本人が責任もって扱えるようになったら、としています。

中学生でスポーツの時のみ使用したい、などの理由がある場合はよく本人と話をして保護者の監視と責任のもと使用していただいています。

ただ、ネットで購入が簡単にできるようになり、世の中的には近視の子供が増えている影響で小学校入学前の子どもの中にも眼鏡やコンタクトレンズを使用する子どもは増えてきているようでもあります。

小学生には基本的にはコンタクトは処方しない

小学生にコンタクトを処方しないのにはいくつか理由があります。

コンタクトは黒目と呼ばれている角膜の上に装用しますが、角膜の内皮は生まれた時から数が決まっており、一度失ったら二度と元の状態には戻りません。

角膜内皮細胞は年齢と共に減少していきますが、コンタクトレンズを長時間装用している人は、コンタクトの使用時間が長いと角膜内皮細胞が早く減り、黒目の透明性が維持できなくなるのです。

人より早くコンタクト使用を始めるということは早く内皮が減少してくるということです。

角膜内皮細胞が一定の数なくなると、将来白内障なになったときに手術ができなくなってしまう可能性があります。

またハードのコンタクトは長時間使用による眼瞼下垂が起こることがあるのですが、ソフトレンズでも長時間の使用では起こるといわれています。

将来眼瞼下垂で手術することになったりしたら嫌ですよね。

コンタクト装着によるデメリットは様々

そして、コンタクト使用時にはドライアイで目が乾いたり、角膜に傷がついたり、アレルギー性結膜炎でかゆみがでたり、角膜感染、結膜炎などで痛み、充血が出ることがあります。

大人はこのような場合にコンタクトを中止する判断が自分できますが、小学生は痛くてもかゆくても中止の判断ができず、使用を継続してしまい、重症化してしまってから病院にくることが多いといわれています。

痛みやかゆみよりもコンタクトを使いたい気持ちのほうが強くなってしまい、なかなか正直に言い出せないのですね。

大人でもそうですが、目に異常がないと眼科の定期検診は、面倒でサボりがちになってきます。目の異常の自覚はなくても、見え方が悪くなってなくても、角膜に傷がついていたり、結膜炎をおこしていることがあります。

コンタクトレンズは自分で判断が出来るようになってから

子供のコンタクトレンズは自分で調子が悪い時は使用しない判断ができるようになってから、というと小学生は難しいと思います。

自分できちんと責任をもって管理できるようになって、調子が悪い時は使用しないようにできそうなら、どうしても使用したい時だけ使用するようにしましょう。

その際はかならず調子が悪くコンタクトを使用できないときのためにメガネも作って、装着時間を少なくするようにしましょう。