子供の眼球打撲

2019/03/18

子供が目をぶつけましたが大丈夫でしょうか、と心配してお子様が保護者の方と受診されることがあります。

幼稚園や保育園、学校でぶつけた場合は先生と一緒に受診することもあります。

友達の手や頭にぶつかったり、野球のボール、サッカーボールにぶつかったりして受診されることが多いです。

顔をぶつけた場合、何科を受診すべきか?

眼科を受診したほうがよいでほうか、とお電話をいただくこともあります。

実際にぶつかったところは見てなかったり、小さいお子さんが自分でぶつけた、痛いと訴えるときや、見た目はなんともないときには眼科を受診したほうがよいかどうか迷いますよね。

お子様も顔をぶつけたけれど、どこをぶつけたのか、目の正面なのか、額のほうなのか、頬のほうなのか、覚えていないということも多いです。

眼科でよいのか脳外科の先生のほうがよいのか、外科がよいのか迷いますね。

子供ですからよく顔をぶつけることがありますが、どの程度のぶつけ方なら受診させる必要があるのでしょうか。

すぐ受診したほうがよいのでしょうか。何科にかかるのがよいでしょうか。

顔をぶつけた際に、確認しておきたいこと

見え方がおかしくなってはいませんか?

いつもは見えないものが見えていないかどうか確認しましょう。

だぶって見えたり、光が見えたり、または暗く見えたり、見えないところがあったりしないかどうかよく聞いてください。

目を動かしたりつぶったりしたとき痛くないかどうか。

また、鼻血はでなかったか。

眼が充血したりしてないかどうか。

ぶつけたときのことを覚えているかどうか。

どこをぶつけたかどうかわかるかどうか。

よく確認しましょう。

まず強く眼をぶつけた場合には早めに眼科を受診しましょう。

眼に強い衝撃が起こると網膜剥離の可能性も

ボールなど大きいものがぶつかったときは外見上なんともなさそうに見えても虹彩から眼の中に大量に出血したり、水晶体がずれてしまったり、網膜に穴が開いたり出血したり、網膜剥離を起こすことがあります。

このような時みえ方がおかしい症状がでてくることがあります。

また網膜振盪症といって網膜に外力がかかった場合に網膜が白色に混濁すことがあり、治療は必要としないことが多いのですが、網膜に変性を起こし、網膜機能が低下して回復しないこともあるため、注意深く経過を観察する必要があります。

骨折や視力低下の恐れ

 また、眼科底骨折といって眼の周りの薄い骨が折れることがあります。この場合は眼を動かすと 痛かったり、二重に見えたり、ぶつけたのは眼だけのはずなのに鼻血が出ることがよくあります。

 まゆ毛の外側を強打したときには、外傷性視神経省をいって視神経の周りの骨に影響して極端に視力が低下してしまうことがあります。

比較的鋭利なもの、指や紙などが入ったときには眼球の角膜や結膜を障害して痛みがでます。

また目が赤くなったり目から出血することがあります。

この場合は眼科受診するのを迷うことはないと思いますが、早めに受診しましょう。

場合によっては脳外科も

またぶつけたときのことを覚えていないときは頭をぶつけている可能性もあるので場合によっては脳外科も受診したほうが良いこともあります。

吐き気、ご飯をためないなどの症状が伴うときは必ず早めに受診するようにしましょう