緑内障だとドライアイになりやすいのはなぜ?

2018/12/25

緑内障の治療の第一選択は、点眼になります。

緑内障の点治療を始めて点眼をしている人は同時に、ヒアルロン酸ナトリウム(商品名0.1ヒアレインなど)やジクアホソルナトリウム(商品名ジクアス)ジクアスなどドライアイの点眼を同時にもらって点眼していることが多いのですが、どうしてでしょうか?

点眼薬に入っているのが防腐剤や抗菌剤

防腐剤や抗菌剤が、点眼薬には添加されています。

一度開けたペットボトルのジュースなど、1カ月後にも飲んだりしないですよね。

点眼もなにも入ってないど汚染されてすぐ使用できなくなるため、添加物をいれて長持ちさせるよう作っています。

防腐剤ベンザルコニウムはよく使用されるもので、すべての目薬の8割に添加されています。

若い人が、何回かだけ低濃度のベンザルコニウムを点眼しても何も起こりません。

たとえば結膜炎で2週間くらい使用しても、ほとんどなにも起こらないでしょう。

しかし、長期にわたって毎日継続して使用すると角膜障害、角膜のキズがでてきます。

50歳以上の高齢者では、特に起気やすくなります。

長期間の目薬の使用

緑内障の目薬は基本的には、一生使用することになります。

毎日、1種類だけでなく、2,3、4種類も使用することもあります。

毎日何回もベンザルコニウムを点眼し続けることに なるため、角膜障害を起こしやすくなってしまします。

最近は、角膜に影響の少ない別の防腐剤を添加した目薬が増え、細菌フィルター付の点眼容器を使うことで防腐剤を添加しない目薬も登場しています。

しかし、毎日角膜に負担をあたえることには違いないので、角膜に傷ができやすくなり、特に高齢の緑内障の患者様はみなさん毎回目がごろごろする、ということが多いです。

そして、緑内障の点眼はそのものが刺激がりあった充血する副作用があるものもあります。

現在緑内障の第一選択薬でほどんどの場合まず使用する、PG(プロスタグランジン)系統の目薬、ルミガン、トラバタンズ、タプロス、ラタノプロスト(キサラタン)などは充血やしみることがあります。

充血は数時間でおさまるのでなるべく夜、外出から帰ってきてから点眼するように指導しますが、充血や点眼時の刺激が気になってドライアイの点眼を希望されるかたも多いです。

グラナテックは新しい作用機序を持つ薬で、充血は必ず起こります。90分くらいで収まりますが、充血の度合いがやや強いため気になる方も多いと思います。

緑内障の点眼に限らないのですが毎日使用するため違和感が出やすく、アレルギー性結膜炎によるかゆみ、かすみ目など点眼後の違和感・状を訴えることも多く、ドライアイの点眼でその症状が改善することも多いため、合わせて使用しているかたも多いです。

ジェネリック医薬品の目薬

厚労省は「処方箋は一般名処方にして薬局に在庫のある後発医薬品(ジェネリック)を調剤する」という考え方に基づいて、4月に診療報酬を改定しました。2020年までにを後発品比率を80%まで上げるという目標を掲げ、圧力を強めています。

一般名処方だと、有効成分は同一で濃度や量も同じなのですが、添加物は異なります。

角膜に影響の少ない別の防腐剤を添加した目薬や防腐剤を添加しない目薬を使用したいときは、処方を商品名で処方し、変更不可に指定しないといけません。

緑内障の点眼は特に値段が高めのものも多いので、なるべく後発品を使用して患者様の負担を減らしたいと思いますが、コストが安い薬は刺激が強い添加物がされていることも多いため、患者様の状態や訴えによって変更するようにしています。

点眼について相談がございましたら、外来でご相談ください。