子供の近視は治療できる?眼鏡をかけると近視が進む?

2018/04/19

学校検診にて眼科での検査を勧められる用紙をもらった際には、結果を書き込む用紙をお持ちください。

検査の結果をそちらの用紙に記入します。

こちらの作成料金は費用はかかりません。

学童・学生の場合は

裸眼視力0.7以上

一般的にはまだ眼鏡なしでも大丈夫ですが、必要、希望に応じて相談して眼鏡を使用します。

裸眼視力が0.7未満~0.3以上

席を前の方にしてもらえれば大丈夫ですが、席が後ろの場合は眼鏡があったほうがよいと思われます。

裸眼視力0.3以未満

眼鏡をかけたほうがよいでしょう。

眼鏡をかけると近視が進むのか?

眼鏡をかけると近視が進むのではないですか?

とよく質問がありますが、見にくそうに目を細めてばかりいると癖になってしまいますし、よけいな調節力を働かせて近視化を助長させやすいので、眼鏡を使用したほうがよいと思われます。

見えるということは目で見た情報を視神経を通じて脳に送られそこで映像化されることです。

子供の脳は、たくさんの刺激を受けて発達していきますが視力が低下するとはっきり見えなくなるので脳に伝わる刺激も減ることになります。

はっきり見せてあげて脳にたくさん刺激を与えることが脳の発達に大切です。

近視は近いところは見えますから日常生活に不自由がないなら眼鏡はかけなくてもかまいませんが、視力0.7以下になったら考たほうがよいでしょう。

眼科でメガネの処方を

眼科での眼鏡処方は、目の検査をしてから装用練習をおこない問題がないことを確認して眼鏡処方箋を交付します。

子供の場合、成長にともなってサイズも度数も変化しますし、乱暴にあつかって曲げてしまったり破損したりして、半年~2年ごとに眼鏡枠もレンズも交換しなければならない場合も少なくありません。

壊れにくく安全な物がよいと思います。

小学生、中学生では近視では黒板が見えにくくなったり、先生の表情がわかりにくくなる結果、視力の低下から、授業の内容がわからなくなることにもつながることもあります。

かと言って無理に眼鏡を作っても、本人が見た目の問題などから納得していなければ使用しないでしょう。

はじめての眼鏡の場合はよくお子さんとお話をしてください。

場合によっては一時的に点眼薬を使用しながら一緒に相談して決めていくようにしましょう。

点眼での近視の治療

ミドリンM点眼(保険治療)

毎日寝る前に、毛様体筋の緊張をとる目薬(ミドリンM)を点眼します。

点眼後30分から1時間で毛様体筋の緊張が取れ、その状態が3~4時間続きます。

それを毎日繰り返すことで、毛様体筋が緊張しっぱなしにならないようにします。

薬が効いている間は近くの物が見にくくなるため、必ず夜寝る前に点眼します。

マイオピン(アトロピン)点眼(自費診療)

アトロピンというお薬を1日1回点眼することによって近視の進行を抑制する治療を行っております。

近視の進行を抑制することが大切な理由子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。

近くで見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。

そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

低濃度アトロピン(マイオピン)には眼軸長を伸展させる働きに関連するムスカリン受容体をブロックする効能があると言われています。

マイオピン(アトロピン配合)点眼薬は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の進展を抑制する)という点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている唯一の治療法です。