「逆さまつげ」場合によっては手術の必要も

2019/06/24

「さかさまつげ」とは?

子どもの内反症と呼ばれ、まぶたが内反することにより、上または下のまつげが白目(結膜)や黒目(角膜)に接触し、炎症を起こしたり、傷をつけることがあります。

特に赤ちゃんは上下まぶたの脂肪が多いため、さかさまつげになりやすいと言われています。赤ちゃんのまつげは柔らかいため、目の表面に接触していてもあまり炎症や傷を起こしにくいようですが、成長とともに状況が変化します。

3、4歳になるとその脂肪もとれて、顔もひきしまってくるのでさかさまつげも自然に治ることもあります。その時点でもさかさまつげの場合は、まつげも硬くなってくるので、目の炎症や傷を心配する必要がでてきます。

5、6歳になっても状態が改善しない場合は、手術を考える必要もあります。

子どもの年齢と経過を見ながら、治療をするかどうかを眼科医と相談することが大切です。

逆さまつげの症状とは?

子どものさかさまつげは、すぐに見つけることができます。そこで、ココをチェック!

  • 上か下のまつげが目に触れている
  • 涙がよく出やすい
  • めやにが出やすい
  • 目が充血しやすい

目の表面に傷がついているか、治療が必要かは、眼科医の検査を受け相談する必要があります

どうして逆さまつげになるのか?

本来は外向きに生えて角膜(かくまく・黒眼のこと)には触れない睫毛(しょうもう・まつげのこと)が、内向きに生えてきて角膜に当たり、角膜に傷を作ります

ひとつは、まつげが角膜方向を向く原因には、まぶたそのものが内向きにまくれ込んでいる眼瞼内反があります。

または、まぶたには問題がなく、毛根からのまつげの生え方がいびつで、角膜側を向いてしまう睫毛乱生とがあります眼瞼内反には、先天性のものとお年寄りの加齢性によるものが多いです

いずれの場合も、まぶたの皮膚の過剰なたぶみ、皮下の筋肉の筋力低下などによるものです。

自然治癒する場合も

先天性の場合は、まぶたの内反の程度は軽く、皮膚や皮下脂肪が過剰なため、まつげの生える方向が内向きになります。とくにこの場合は、睫毛内反(しょうもうないはん)と呼ぶことがあります。

乳幼児の場合では、まばたきの回数が異常に多い瞬目過剰(しゅんもくかじょう)、光を異常にまぶしがる羞明(しゅうめい)、眼が赤くなる結膜充血、目やにがたくさんでる眼脂(がんし)、涙が出る流涙(りゅうるい)などを起こします。

自分で症状を訴えることができるので、上記の症状に加えて、異物感、痛みなどを訴えるようになります。

先天性の眼瞼内反、睫毛内反の場合、成長とともに1歳前後で自然治癒することが多いです。

それまでは、抗生剤などの点眼などで様子をみるのが普通です。

2歳以上で治らない場合でも、成長にともない自然治癒することが期待できます。

ですが、症状の強さによっては、手術を検討します。

きちんと治すには手術が必要

加齢による眼瞼内反では、まつげを抜くと一時的に症状は改善されます。

しかし、またまつげが生えてくるので同じことの繰り返しとなってしまいます。

また、まつげを抜くとしても、ひと並びのまつげを抜く苦痛は決して軽いものではありません。

手術をして治してしまう方が、効果的です睫毛乱生の場合でも、まつげを抜くと一時的に症状は改善されます。

しかし、またまつげが生えてくるので、同じことの繰り返しとなってしまいます。

抜く本数が少なくても、繰り返すことによって炎症を引き起こしたり、さらに太いまつげが生えてくる場合もあります。

さかさまつげをきちんと治すには、手術が必要になります。

まつげの毛根を電気の針で焼く睫毛電気分解、冷凍凝固、内反症手術に準じた手術などが行われます。

簡単に治らないケースもあります。