失明の原因にもなりえる緑内障②検査と種類、治療法

2018/03/13

緑内障かどうかを診断するには、いくつかの検査が必要になります。

眼圧検査

目の中には房水といって液体が入っています。房水は毛様体で作られて瞳孔を通り隅角と呼ばれる排水口へ流れます。

眼圧は10~21mmhgの範囲が正常ですが、流れが何らかの理由で悪くなると眼圧が上がります。眼圧は高いと視神経繊維を傷害してしまうのでいつもどのくらいの圧があるか確認することは大切な検査です。

OCT(光干渉断層計)検査

OCT(光干渉断層計)とは、三次元で神経線維の厚みを測定して解析することができる装置です。

視神経乳頭陥凹の程度、視神経乳頭周囲の神経線維の厚み、黄斑部の神経線維の厚みを測定することでごく初期のものでも緑内障の進行を正確に評価することができます。

視野検査は自覚的な検査で、すこし時間がかかるうえ、患者さんの年齢や体力、理解力などに信頼度が影響されますが、OCTは客観的な検査で負担もすくないため、緑内障の評価には大変有用な検査です。

視野検査

視野の各部位でどの程度まで光が見えるかを測定して視野障害の範囲や程度を調べます。

緑内障もいろいろなタイプがあります。

閉塞隅角緑内障

隅角が狭いの人はと房水の出口が狭くなるため流れにくくなり眼圧が上がります。

隅角が狭いため眼圧が高めであったり、または完全に閉塞してしまうと急に眼圧が上昇し、吐き気、頭痛、癌通、視力低下を伴う発作を起こします。

発作を起こしたまま放置すると失明してしまうため、はやめに眼圧を下げてあげる処置が必要です。

隅角が狭いと言われた人は定期的に眼圧をチェックし、発作が起こる可能性があるほど閉塞しているばあいは発作予防のためにレーザー治療や白内障治療が必要です。

開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障

隅角は狭くないですが眼圧は高い、または眼圧が高くなくても緑内障が進行してしまうタイプです。

非常にゆっくり進行しますが、気かつかないで放置すると気がついたときには末期のこともあります。

また、緑内障と診断されて治療をはじめても自覚症状も困ったこともなく、治療をしてもなにかよくなった感じもないため治療を中止して、気か付いたらわるくなっていることもあります。

診断されたときは生涯自分の目で見えるように無理のない間隔で通院が継続できる病院をさがして通院することが大切です。

緑内障の治療について

はじめは点眼治療で眼圧をさげて視野障害の進行を抑えてあげるようにします。

一度障害された視神経繊維は点眼ではもとに戻らりません。

定期的に眼圧検査、視野検査、OCTも行い、進行の具合を確認しながら眼圧が下がらなかったり、眼圧は正常でも視野障害が進行するときは点眼の種類を増やします。

治療をしても自覚的になにかよくなる感じはありません。

緑内障は自覚症状がでてくるのは末期になってからで、その時には視力も視野もかなり悪くなっています。

忙しいなか、お仕事その他などで通院、点眼も面倒と思われますが治療をはじめたら中止しないで継続するようにしましょう。

眼圧コントロール、視野の進行が早い場合は手術になります。手術でもみえなくなった視野を取り戻せるわけではありません。